「ノンリニアビデオ編集」とは
一般的に、ノンリニアビデオ編集とはパソコンに動画を取り込んで編集することを指します。ノンリニアビデオ編集の良さは、なんといっても編集のやり直しが簡単にできることです。かつてのビデオ編集といえば、そんな環境ではなく、ビデオデッキ同士をつないでリモコン片手に「3・2・1」と編集していました。
当然、やり直す必要が出た場合は、最初からすべてやり直しです。一方ノンリニアビデオ編集では、ユーザーが動画編集ソフトウェア上でシーンのつなぎ方や映像効果等の編集方法を指定し、肝心の作品はその指定通りにパソコンが勝手に作成してくれます。
よって、変更箇所のみを修正すれば、あとはまたその指定通りに勝手にパソコンが作品を作ってくれます。さらに様々な映像・音響効果も簡単に加えることができます。
以前は数百万円もかけなければ出来なかった様々なエフェクトがわずか10数万円の投資で可能になったのです。しかもデジタル形式で保存するので映像が劣化することもありません。なんと良い時代になったことでしょう。
ノンリニアビデオ編集の手順
今や、ほとんどの「アマチュア映像作家」といわれる人達は、ノンリニアビデオ編集で作品を制作しています。ノンリニアビデオ編集で作品を制作する際のおおまかな手順は以下のようになります。
- ビデオカメラ等から映像をパソコンに取り込む。このことをキャプチャーと言います。
- 動画編集ソフトウェアを使用して、キャプチャーした動画を編集する。シーンのつなぎ方や映像効果等の編集方法を指定します。
- 動画編集ソフトウェアを使用して、作品を作成する。指定通りに勝手にパソコンが作品を作ってくれます。
- 完成した作品を発表できる形式に変換する。デジタルビデオに戻す、DVDビデオやVideo-CDにする、ビデオテープにダビングする等。